【レポート】大局観――先物とETFのコスト比較

  • 4 Feb 2016
  • By CME Group

先物の 流動性、低コスト、資産効率を理解する

今も昔も、S&P 500株価指数を利用するのであれば、先物のほうがETF(上場投信)よりも低コストな手段といえます。2015年分が更新された「大局観――先物とETFのコスト比較」では、S&P 500トータルリターン指数に連動する株価指数先物とETFの取引にかかるあらゆるコストを、さまざまな利用例から検証しました。

  • レバレッジあり・空売り・米国外の投資家にとって、E-mini S&P 500先物は、保有期間にかかわらず、S&P 500 ETFよりもコスト効率が良いという結果が出ました。
  • レバレッジなしの投資家にとっても、先物価格に組み込まれた資金調達金利と保有期間によっては、先物が最善の選択肢となります。調達金利が最近の水準(3mL-5.7bps)であれば、先物のほうがETFよりも12.0~15.5bpsもの差をつけて安上がりなのです。
  • 米国外の外国人投資家にとって、調達金利が割高でも割安でも、ETFよりも先物のほうにコスト優位性があります(ただし、調達金利が極めて割高なケースは除く)。その大きな理由は、ETFだけに追加される保有コストです。

最新レポートをご覧いただければ、E-mini S&P 500先物が、いかにコスト効率の良い、S&P 500トータルリターン指数を模したツールとして望ましいか分かるでしょう。

 

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