CMEグループ名誉会長のレオ・メラメドが旭日重光章を受章

【2017年11月3日　東京・シカゴ】　世界最大級の総合デリバティブ市場を運営するCMEグループの名誉会長を務めるレオ・メラメドが本日、日本政府より旭日重光章を受章いたしましたので、お知らせいたします。

 

旭日章は国家元首や王族ではない人に日本政府から贈られる最高位の勲章です。メラメドの金融先物を創始し世界中に広めた功績、日米関係強化への寄与、第二次世界大戦中に多くの人命を救った外交官、杉原千畝をたたえ啓蒙する活動が認められました。

 

メラメドは、次のように述べています。「天皇陛下から旭日重光章の栄誉を賜り、身に余る光栄に存じます。私と日本には深いつながりがあります。ちょうど30年前にCMEグループがアジア初の拠点を構える際にも、私からの強い希望で東京に設置することになりました。以来、私たちは日本の先物市場の発展と推進に尽くしております。」

 

メラメドは大の親日家でもあります。幼少期、第二次世界大戦中のナチスから逃れてきたメラメドとその家族に、当時リトアニアの日本国領事館に赴任していた杉原千畝が、日本に避難するための通過査証（命のビザ）を発給し、メラメド家族は生き延びることができました。メラメドは、杉原が数千ものユダヤ人が欧州におけるホロコーストから逃れる手助けをした功績を啓蒙する活動も行ってきました。

 

金融先物市場の創始者として認められているメラメドは、通貨（FX）・金利・株価指数先物を上場するCME国際金融市場（IMM）部門の開設、また同社電子取引システムであるCME Globexの創設に尽力しました。1969年から1977年までCMEとIMMの会長を、1997年以降は名誉会長を務めています。メラメドには数冊の著書があるほか、数多くの受賞歴があります。シカゴトリビューン紙の編集者から「20世紀シカゴ経済界の重鎮10人」に選ばれました。シカゴ国際問題評議会、中国証券監督管理委員会、全米先物業協会、シカゴ大学ベッカー・フリードマン研究所、LEAPイノベーションズなど各種団体の諮問委員会に名を連ねており、現在は世界的なコンサルティング会社、メラメド&アソシエイツ社の会長兼CEOを務めています。

 

旭日章は日本初の勲章として明治天皇の元、1875年に制定されました。日本人および外国人に授与される最も名誉ある勲章のひとつであり、国際関係、各専門分野の発展、日本文化の振興、福祉・環境保護の増進などで顕著な功績を挙げた人に贈られます。

 

世界最先端かつ最大級の総合デリバティブ市場を運営するCMEグループ（www.cmegroup.com）には、リスク管理の場として世界中から多くの参加者が集まっています。グループ傘下の取引所には、金利、株価指数、通貨（FX）、エネルギー、農産物そして金属の先物・オプションなどが上場しており、あらゆる主要資産クラスにわたり、幅広い種類の世界的な指標商品が取引されています。同社の電子取引プラットフォーム、CME Globex®では、世界中の売り方・買い方が一堂に集い取引をしています。また、同社が運営する世界最大級の中央清算サービス機関、CME Clearingでは、各資産クラスで上場・店頭デリバティブの清算・決済サービスを利用できます。世界中の事業者が効率的なリスク管理と着実な成長をより実現できるよう、商品とサービスの拡充に努めています。

 

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