新プラットフォームには、どうしたらアクセスできますか?
新プラットフォームになって、これまでの相場データ契約に変更はありますか?
課金・請求書に変更はありますか?
新プラットフォームになって、報告期限に変更はありますか?
新プラットフォームへの移行は、報告期限にどう影響しますか?
報告コードに変更はありますか?
報告コードの数を削減すると、専用の報告コードを使用している顧客に、どのような影響がありますか?
前期分の修正報告で改善されたことはありますか?
利用者の月次インベントリ報告に関して、他に改善・変更はあるでしょうか?
手入力による報告処理に変更はありますか?
エクセルのひな形に形式の変更はありますか?
VARS形式の報告に変更はありますか?
VRXML形式の報告に変更はありますか?
送信した報告の状況を新プラットフォームで確認できますか?
これからもFTPに月次インベントリ情報ファイルを送れますか?
質問はどこで受け付けていますか?
新プラットフォームへのアクセスにはSMART ClickのIDを使用します。すでにSMART ClickのIDをお持ちの方は、変更なしで新プラットフォームに切れ目なく移行できます。既存ユーザーに求められる作業はありません。
いいえ。新プラットフォームになって、これまでのCMEとの契約に変更が生じることはありません。
はい。新プラットフォームの稼働に伴い、CMEグループでは毎月の課金処理を改善しました。お客様は、課金されるアカウントごと、課金対象期間ごとに、ひとまとめにした請求書を受け取ることになります。つまり、CMEとの許諾利用のすべてが、ひとつの請求書にまとめられるわけです。CMEグループの取引所・商品ごとに請求書を受け取ることはなくなりました。統合された請求書には、前期分の修正で承認されたものもすべて含まれています。なお、請求書には、サービスの期間も含まれています。課金される使用許諾料の確認と調整がしやすくなるからです。
いいえ。報告期限に変更はありません。なお、現行では当該月末から30日以内が報告期限となっています。例えば、2月インベントリ情報の報告期限は3月末です。
お客様に重要な日程は以下のとおりです。
日付 | 行程 |
---|---|
3月15日 | CME DataPointで前期分修正報告の受付中断 |
3月31日 | CME DataPoint経由で2月インベントリ情報の報告を提出する最終日 |
4月1-15日 | 新プラットフォームに移行。報告の受理は不可。 |
4月18日 | 新プラットフォームで3月インベントリ情報と修正報告の受付開始 |
ほとんどのお客様には報告コード(reporting code)への影響はありません。ただし、新プラットフォームの機能を利用していただくと、CMEがお客様にご利用を求めている報告コードの数を削減できます。影響のあるお客様には、報告コードの変更に正確を期すため、担当のアカウントマネジャーから直接連絡を取らせていただく予定です。また、新プラットフォームでは、どのお客様も新たなエクセルの形式で直近のインベントリ報告を抽出できるようになりました。この抽出された直近のインベントリ報告に、お客様専用の報告コードが記載されています。
お客様が専用の報告コードをVARSもしくはVRXML形式の報告で利用されている場合は、引き続きご利用ください。報告コードを削減できるすべてのお客様に担当のアカウントマネジャーから連絡を取らせていただきます。また3月に、コード変更の全リストを本FAQページに掲載する予定です。
はい。前期分の修正報告で改善された点がいくつかあります。新プラットフォームでは、前期分の修正が当期分の月次申告のなかで受理されるようになりました。修正は利用者インベントリ情報の前期分の変更をするだけです。修正した期間の全ファイルを送信する必要はありません。
送信されたファイルはすべて(手入力のものを含む)、その中にあるインベントリ情報の日付で受理されます。当月分のファイルにある特定の期間での特定利用者のインベントリ内容を更新するだけです。当期分の月次申告で修正を送れるようになったことで、はるかに迅速かつ効率的な修正処理ができるようになりました。当期申告と修正をひとつのファイルで提出できるからです。
また、次回分の報告まで待たなくても、その月が終わるまでに修正のさらなる変更または訂正ができるようになりました。担当のグローバル・アカウント・マネジャーが修正のたびに最初の報告がより正確になっていくことを確認します。これでかつて修正報告のたびに発生していた請求書の変更数が大幅に削減されるはずです。
上記の日程をご覧いただければ分かるように、新プラットフォームへの円滑な移行を確実にするため、DataPointで前期分の修正をするには、3月15日よりも前に送信しなければなりません。15日以降は、新プラットフォームが4月に稼働するまで、すべての修正を保留しておく必要があります。
月次インベントリ情報の報告で大きな変更点がひとつあります。既存の利用者所在地(Subscriber Location)でサービスを終了する場合です。新プラットフォームでは、活動中のインベントリ情報を持つ利用者所在地(前回分の報告に1以上の数量がある)が終了となる場合、その月にインベントリ情報の数量をゼロで報告しなければなりません。もし、報告ファイル(すでにCME DataPointで受理されている)からサービス終了の利用者所在地の記載が漏れているようであれば、その旨を報告のご担当者様にお知らせし、サービスを終了させるため、あるいは活動中のインベントリ情報を前回分の報告から除くため、手入力で画面を操作していただきます。
ファイルアップロード機能を使って送信されたレポートに対して、確認の電子メールを送らせていただきますので、ご覧ください。そこに、その遺漏箇所と受理されている活動中のインベントリ情報の数量が示されています。その場合、サービスを終了させるため、その利用者所在地のインベントリ情報の数量がゼロとなるファイルを再送信していただくことになります。
オンラインもしくは電子メールでの遺漏箇所の通知に加えて、プラットフォームにある「Review Prior Reports(前回分報告の見直し)」の機能をご利用ください。この機能を使うと、すでに送信された各報告の状況、報告を処理しているときに判明した誤り、前述の遺漏のあったサービスが配信されます。このような改善策を取り入れたのは、お客様がよりスムーズな報告かつ処理でエラーや遺漏を最小化し、より正確かつ適切な報告を実現するのに資するためです。
はい。GUI上での手入力による報告で、いくつか改善点があります。新しいレポート表は、エクセルに精通された方なら直感的にご利用いただけるよう、スプレッドシート状にしました。レポート表は、報告用に抽出すべきデータが一致しやすくなるよう、新たに垂直指向となっています。
さらに、取引所レベルの報告がひとつの画面・ひな形に統合されており、すべての報告を同時に送信できるようになりました。しかも、手入力による報告を案内する機能には最新式のものが取り入れられており、簡単で使いやすくなっています。わずか数クリックで必要な月次報告を完成できるでしょう。あらゆる報告と同じく、手入力による報告もまた、利用者所在地に基づいて前期分の修正に対応します。画面上で利用者所在地からインベントリ情報の有効日が分かりますので、当期分と過去の報告期間でのすべての動きをひとつの画面から送信できるようになりました。
また、新プラットフォームは利用者所在地ごとの数量ゼロ報告にも対応します。これは、利用者所在地を報告から完全に削除しなくても、インベントリ情報の数量をゼロに減らせる新しい機能です。これで、利用者所在地の管理が容易になります。既存の利用者所在地を戻すためにデータを入力する必要がありません。
手入力による報告が劇的に改善された一方で、新たな自動エクセル生成機能を活用できるようになりました。この機能で調整されたエクセル報告書は、直近の報告期間の情報がすでに入力されており、適当に修正を加えて送信するだけです。また、このファイルにはコードの意味と詳細が記載されており、お客様アカウントで認証された報告・許諾コードの全リストがあります。また、使い勝手の良いように、ファイルには国コードと意味の全リストも記載しました。
はい。現行のエクセル報告書に対する意見要望に基づき、ひな形の形式を変更しています。エクセルのひな形には、現行の列が広がっていく形式に代わり、垂直指向で手入力された報告画面が転写されるようになりました。垂直モデルへと切り替えたことで、報告・許諾コードをお客様のアカウントに追加もしくは削除するときに、自動的に報告しやすくなり、ひな型を使用したときの誤りの数を減らせます。通常は、それぞれの報告コードと数量とともに各利用者所在地を報告するやり方です。
お客様は最新のサービス構成情報に基づいて、すでに入力された報告書をダウンロードできます。このエクセル報告書には、報告された前期分の情報が新しい形で表示されているだけでなく、お客様のアカウントで承認された報告・許諾コードの全リスト、また使い勝手が良いようにその意味と国コードも含まれています。XLS形式のひな形のコピーを受け取るには、CMEの担当アカウントマネジャーにご一報ください。
下の表はエクセルのひな形を使った報告例となります。CBOT、NYMEX、CMEのデータを使用する表示装置の置かれた事業所所在地が1カ所だけの場合です。
Location ID (所在地ID) |
Firm (社名) |
Address 1 (住所1) |
Address 2 (住所2) |
City (市) |
Region (地域) |
Postal (郵便番号) |
Country (国) |
Reporting Code (報告コード) |
Description (記述) |
Quantity (数量) |
Month (月) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CME123 | CME Group | 20 S. Wacker Drive | Chicago | IL | 60606 | US | BOTACC | BOT PRO RT Device/User | 1 | 02/2016 | |
CME123 | CME Group | 20 S. Wacker Drive | Chicago | IL | 60606 | US | CMDACC | CME PRO RT Device/User | 1 | 02/2016 | |
CME123 | CME Group | 20 S. Wacker Drive | Chicago | IL | 60606 | US | NMXACC | NYMEX PRO RT Device/User | 1 | 02/2016 |
エクセルファイルの第1行目(行1)には、次の項目が記されています。
行1:ファイル識別名
列 | 意味 | 処理の必要性 | 例 |
---|---|---|---|
A | ファイル記述(ユーザー指定) | No | Market Data Reporting |
B | ファイル名(ユーザー指定) | No | Data Licensee Inc |
C | 各社専用の識別子 | Yes | 266d078c-c026-4746-8133-ffa7c4fcdf04 |
D | 報告の種類 | Yes | Report Type: Locations |
E | 報告期間 | Yes | Report Date: 02/2016 |
F | 作成日・時間 | No | Generated: 03/15/2016 8:00:22 PM |
先ほどの報告例にもあるように、行2には主な項目が記されています。
行2:項目名
項目名 | 意味 | 必要性 | 例 |
---|---|---|---|
Location ID | 利用者所在地を特定する所在地ID | Yes | CME123 |
Firm | 利用者の名前(企業名) | Yes | CME Group |
Address 1 | 利用者の住所1行目 | Yes | 20 S. Wacker Drive |
Address 2 | 利用者の住所2行目 | No | |
City | 利用者の所在する都市 | Yes | Chicago |
Region | 利用者の所在する州・省・県 | 所在地情報に該当すれば | IL |
Postal | 利用者所在地の郵便番号 | 所在地情報に該当すれば | 60606 |
Country | 利用者の所在する国のコード(ISO 3166-1 alpha-2) | Yes | U.S. |
Reporting Code | 利用した相場データに該当するコード | Yes | BOTACC |
Description | No | BOT PRO RT Device/User | |
Quantity | その所在地のその報告コードに当たる機器/装置の総数 | Yes | 12 |
Month | インベントリ報告の月 | Yes | 02/2016 |
はい。引き続きVARS形式のファイルで報告できますが、VARSファイルの一部と処理に2点、小さな変更があります。
詳細はVARS・VRXML実施要綱の最新版(www.cmegroup.com/distributor)をご覧ください。
はい。現行の契約(MDLAなど)やサービスに変更はなく、引き続きVRXML形式のファイルで報告できますが、VRXMLファイルの一部と処理に1点、小さな変更があります。
利用者所在地ごとのインベントリ情報は、すべてVRXMLファイルにあるひとつのエントリに統合され、報告されることになりました。インベントリ期間ごとに同じ利用者所在地と報告コードに複数のレコードが含まれているファイルは受理されません。
詳細はVARS・VRXML実施要綱の最新版(www.cmegroup.com/distributor)をご覧ください。
はい。新プラットフォームから送信された報告の状況はオンライン上で確認できます。この機能を活用して、報告が受理されたか、あるいは処理中に何かしらの誤りが見つかったかなど、各報告の詳細を確認してください。また「インベントリ情報更新の受理」あるいは「前回分のインベントリ情報と相違点がある」という警告も表示されます。
はい。これからもFTPを使ってインベントリ情報ファイルを送ることができます。ただし、異なるログイン資格で新しいFTPに納品していただくことなります。また、その変更に対応するためファイアウォールの設定を更新しなければなりません。現在FTPをご利用いただいているお客様には、担当のグローバル・アカウント・マネジャーから新しいFTPのドメイン名とそのIPを報告させていただきます。
また、月次報告の送信にFTPの利用をお考えのお客様は、担当のグローバル・アカウント・マネジャーまでお問い合わせください。
担当のGAM(グローバル・アカウント・マネジャー)に直接、もしくは地域GAM部までお問い合わせください。
【米国】
+1 312 634 8395
marketdata@cmegroup.com
【欧州】
+44 (0) 203 379 3856
marketdataemea@cmegroup.com