下記の対象者には、オペレーターIDの登録が義務付けられています。①個人会員、②個人会員に雇われている者、③清算会員の職員またはコントラクター、④CMEおよびCBOT規則第106J条会社(株式保有会員)またはNYMEXおよびCOMEX規則第106J条会社(会員)、⑤その他の者で、取引所の提供する様々なプログラムに基づく優遇料金の適用を受けている者。ただし、それらのプログラムがこの登録の免除を明記している場合は除く。
さらに、当事者が優遇料金の有資格者であるかとは無関係に、市場規制部門またはグローバルコマンドセンター(GCC)は、いかなる市場参加者に対してもオペレーターIDの登録を義務付ける権利を保留しています。
清算会員が個人またはグループのオペレーターIDを登録する選択をした場合、取引所料金システム (EFS) は、登録が必須ではないオペレーターIDの登録も受け付けます。取引会社は、個人およびグループのオペレーターIDの正確かつ最新の登録情報を清算会員に提供しなければなりません。EFSに登録されているオペレーターIDは、CME Globexに送られるすべてのメッセージに含まれるオペレーターIDと完全に一致しなければなりません。
チーム登録において、EFSはチームに所属する各自の個人の登録情報の入力を許可し、さらに各チームメンバーの役割を指定することを義務付けています。役割の種類には、ヘッドトレーダー、リスクモニター、テクニカルまたはプログラムマネージャー、トレーダー、トレーディングモニターなどがあります。
各チームは、通常チーム内における上席の者またはチームの活動についての責任者をヘッドトレーダーとして登録しなくてはなりません。もしチームのオペレーターID内のグループの構成に変更があれば、取引会社および清算会員は上記変更を速やかかつ正確にEFSに反映すべき責任があります。
清算会員は登録が必須となるすべてのオペレーターIDを必ず最新かつ正確にEFSに登録し、またオペレーターID登録に必要な更新を速やかに行わなければなりません。オペレーターIDのCME Globex への送信がない場合、市場規制部門のアドバイザリー告知に基づく懲戒処分を受けることがあり、適用料金が見直されることもあります。
清算会員は、顧客のオペレーターIDを含めた自社におけるすべてのオペレーターID を重複させてはならず、CME Globex に送られるメッセージ(注文メッセージを含む)は、管理用メッセージを除き、すべて正しいオペレーターIDと共に適切に送信する責任を有します。
オペレーターIDは大文字小文字を区別しません。そのため、同じ文字列であるが大文字と小文字のみで異なる場合、重複したオペレーターIDと見なされます。例えば、ABC と abc は同一のオペレーターIDとなります。
さらに、すべてのオペレーターIDは2文字から18文字の間の長さでなければなりません。市場規制部門はアルファベットと数字の組み合わせのみを使うことを強く推奨します。オペレーターID においてアルファベットや数字以外の使用可能な文字は以下となります。
清算会員が開示ベースで管理している口座に関しては、市場規制部門から要請があった場合には自社で管理をしている各オペレーターIDに割り当てられた個人やチームの詳細を速やかに提供しなければなりません。
清算会員が非開示ベースで管理しているオムニバス口座に関しては、市場規制部門からの要請があった場合、清算会員は、自社で管理をしている各オペレーターIDに割り当てられた個人やチームの情報を速やかに取得・提供するか、もしくはオムニバス口座に対して当該情報を速やかに提供させることが可能でなくてはなりません。
清算会員は、各オペレーターID に割り当てられた個人やチームに関する過去の記録を監査証跡として最低5年間保管しなければなりません。
登録が必要なオペレーターIDについては、清算会員の責任として各オペレーターIDを必ず取引所料金システム (EFS)に適切に登録しなくてはなりません。 登録されたオペレーターIDは個人またはチームとしてEFSに識別されなければならず、すべての登録は常時最新かつ正確でなければなりません。
これはオペレーターIDに関するコースの一部となります。オペレーターIDに関する公式の規則指針については、市場規制部門からの該当するアドバイザリー通知をご参照ください。