パフォーマンス・ボンド(契約履行保証)の条件に関する追加情報

ブルームバーグの詳細:

ブルームバーグ商品指数スワップ100 対 OTCブルームバーグ商品指数スワップ(DGS)
ブルームバーグ商品指数先物100 対 ブルームバーグ商品指数(64)
CME 商品 DGSバスケット (100の内) 64バスケット (100の内)
コーヒー 1 1
1 1
トウモロコシ 5 5
綿 1 1
原油 3 3
飼育牛 2 2
1 1
灯油 1 1
赤身豚 1 1
生牛 1 1
天然ガス 3 3
RBOBガソリン 1 1
1 1
大豆油 2 2
大豆 2 2
砂糖 1 1
小麦 2 2

 

GSCIの詳細:

GSCIバスケット100 対 ゴールドマン・サックス商品指数(GI)
GSCIバスケット100 対 ゴールドマン・サックス商品指数エクセス・リターン(GA)
CME 商品 GIバスケット (100の内) GAバスケット (100の内)
ブレント原油 25 8
6 2
トウモロコシ 22 7
原油 61 19
飼育牛 1 0
3 1
灯油 7 2
赤身豚 7 2
生牛 9 3
天然ガス 12 4
RBOBガソリン 7 2
1 0
大豆 6 2
小麦 16 5

 

GSCIの詳細:

GSCI ER先物バスケット100 対 OTC S&P GSCIエクセス・リターン・スワップ(SES)
GSCI ER先物バスケット100 対 OTC S&P GSCIエクセス・リターン・スワップ(SE2)
GSCI ER先物バスケット100 対 OTC S&P GSCIエクセス・リターン・スワップ(SE3)
CME 商品 SESバスケット (100の内) SE2バスケット (100の内) SE3バスケット (100の内)
ブレント原油 8 8 8
2 2 2
トウモロコシ 7 7 7
原油 19 19 19
飼育牛 0 0 0
1 1 1
灯油 2 2 2
赤身豚 2 2 2
生牛 3 3 3
天然ガス 4 4 4
RBOBガソリン 2 2 2
0 0 0
大豆 2 2 2
小麦 5 5 5

 

スプレッドの規則
どちらかの限月が受渡月に入っている場合、商品間スプレッドは許可されません。
商品間スプレッドにおいて、商品間のI/Mレートが異なる場合は、現行のSPAN技術仕様書(1994年5月20日付)で概説されている当初パフォーマンス・ボンド条件に準じて、商品間スプレッドが計算されます。
同一の原資産を対象とする先物で構成されるスプレッドには、パフォーマンス・ボンド条件はありません。例: SP対ES (1:5)、ND対NQ (1:5)、JY対J7 (1:2)、EC対E7 (1:2)。 異なる先物限月の組み合わせは、カレンダー・スプレッドのレートで証拠金が計算されます。
ショート・ポジション 顧客のショート・ポジションは、取引時の価格を元に証拠金が設定されます
顧客のショート・ポジションは、下限を30%、上限を70%として、証拠金の再設定を行います。下限を下回った場合は、追加証拠金が発生します。上限を上回った場合は、証拠金を一旦リセットし、その時の市場価格の50%を新たな証拠金として設定します。
受渡し どちらかの限月が受渡月に入っている場合、受渡月の2つのパフォーマンス・ボンド(スプレッドではないもの)のうち、より高い方をパフォーマンス・ボンドとします。
農産物商品と森林商品は、オプション満期日の翌営業日に、受渡月のパフォーマンス・ボンドが有効となります。
ラージ通貨のスプレッド ロング/ロングまたはショート/ショートが対象。
牛乳 牛乳(DA)のアウトライトは、満期日までの15日間、受渡限月の必要証拠金が低減されます。飼育牛(FC)のアウトライトは、満期日までの7日間、受渡限月の必要証拠金が低減されます。
数字の端数処理 商品間スプレッドでは、数字の端数処理や桁数による影響で、計算される証拠金が僅かに異なるケースがあります。
スプレッドの決定 クリアリング・ハウスは、裁定取引の適切な関連を見積もるために設計された比率を元に、商品間のレシオ・スプレッドを評価します。この評価は、現在の市場条件に基づいており、構成商品の価格変動とともに変わります。現在の評価比率や追加の情報については、クリアリング・ハウスのリスク管理部門にお問い合わせください。(電話番号: +1 312-648-3888)
実際のスプレッド比率の概算は、取引所の承認を受けたものです。数字の端数処理によって、不一致が生じるケースがあります。
ユーロドル/円のスプレッド JYの第一限月のロング(ショート)、JYの第二限月のショート(ロング)、ユーロ円のロング(ショート)、およびユーロドルのショート(ロング)がスプレッドに含まれている必要があります。ユーロドル/ユーロ円のスプレッドは、JYのスプレッドの期近限月と同じ限月でなければなりません。
ユーロドル/Liborのスプレッド 3つの四半期限月(3月、6月、9月、12月)のユーロドル先物(ED)に対し、連続する3つのLIBOR先物。LIBOR先物の限月は、ユーロドル先物と同じ限月から始まらなければなりません。
バタフライ・スプレッド バタフライ・スプレッド 連続する四半期限月の先物で、(+1:-2:+1)または(-1:+2:-1)の構造で取引されるバタフライ・スプレッドのポジション。(例: 2000年3月限、2000年6月限、2000年9月限) シリアル限月は対象外。
1つの限月をスキップ 連続する四半期限月の先物で、それぞれ1つの限月をスキップし、(+1:-2:+1)または(-1:+2:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2000年9月限、2001年3月限) シリアル限月は対象外。
2つの限月をスキップ 連続する四半期限月の先物で、それぞれ2つの限月をスキップし、(+1:-2:+1)または(-1:+2:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2000年12月限、2001年9月限) シリアル限月は対象外。
3つの限月をスキップ 連続する四半期限月の先物で、それぞれ3つの限月をスキップし、(+1:-2:+1)または(-1:+2:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2001年3月限、2002年3月限) シリアル限月は対象外。
ダブル・バタフライ 連続する四半期限月の先物で、(+1:-3:+3:-1)または(-1:+3:-3:+1)の構造で取引されるポジション。
ダブル・バタフライ(1つの限月をスキップ) 連続する四半期限月の先物で、それぞれ1つの限月をスキップし、(+1:-3:+3:-1)または(-1:+3:-3:+1)の構造で取引されるポジション。
コンドル・スプレッド コンドル・スプレッド 連続する四半期限月の先物で、(+1:-1:-1:+1)または(-1:+1:+1:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2000年6月限、2000年9月限、2000年12月限) シリアル限月は対象外。
コンドル・スプレッド(1つの限月をスキップ) 連続する四半期限月の先物で、それぞれ1つの限月をスキップし、(+1:-1:-1:+1)または(-1:+1:+1:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2000年9月限、2001年3月限、2001年9月限) シリアル限月は対象外。
コンドル・スプレッド(2つの限月をスキップ) 連続する四半期限月の先物で、それぞれ2つの限月をスキップし、(+1:-1:-1:+1)または(-1:+1:+1:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2000年12月限、2001年9月限、2002年6月限) シリアル限月は対象外。
コンドル・スプレッド(3つの限月をスキップ) 連続する四半期限月の先物で、それぞれ3つの限月をスキップし、(+1:-1:-1:+1)または(-1:+1:+1:-1)の構造で取引されるポジション。(例: 2000年3月限、2001年3月限、2002年3月限、2003年3月限) シリアル限月は対象外。
CBOE CBOEのマーケット・メーカー資格保有者に適用される必要証拠金。
収穫年度 CBOT 大豆ミール 10月から9月
CBOT 大豆油 10月から9月
CBOT トウモロコシ 11月から9月
CBOT オート麦 7月から5月
CBOT 大豆 11月から9月
CBOT 小麦 7月から5月
CME 冷凍豚バラ肉 2月から8月
フェドファンドのバイナリーオプション 誘導目標フェドファンド金利(商品コード'08')のバイナリーオプションは、指定された市場条件下で、次のような必要証拠金が適用されます。0~25ベーシスポイントのオプション売りは、「1000ドル-オプション価格の45%」がOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のオプションの証拠金になります。26~50ベーシスポイントのオプション売りは、「1000ドル-オプション価格の30%」がOTMのオプションの証拠金になります。51~75ベーシスポイントのオプション売りは、「1000ドル-オプション価格の15%」がOTMのオプションの証拠金になります。76ベーシスポイント以上のオプション売りは、「1000ドル-オプション価格の5%」がOTMのオプションの証拠金になります。オプションの買いでは、オプション価格と同等以下の証拠金が適用されます。(オプションの買いポジションのみを保有する口座は、オプションの代金をすべて支払い済みであれば、証拠金不足になることはありません。)
ユーロドル ユーロドル(ED)の連続する限月のスプレッドは、連続する四半期限月を含みます。
クラッシュ(粉末) CBOT クラッシュ・スプレッド:大豆 対 大豆ミール 対 大豆油
階層設定 階層設定(Tier Configuration)は、限月間ならびに受渡月のパフォーマンス・ボンド条件を計算するために用いられます。階層を用いることで、商品の限月に応じて、より正確なリスク評価が可能になります。それぞれの階層は、少なくとも一つの先物限月で構成され、すべての限月が連続しています。これにはシリアル限月も含まれます。カレンダー・スプレッドのパフォーマンス・ボンド条件は、スキャンリスク(例:飼育牛や牛乳など、限月が階層設定に含まれている商品)の影響や、各階層のアウトライトの比率が異なることにより、公表されている数値とは異なる場合があります。
S&Pスプレッド オプションならびに「先物対オプション」のスプレッドで、他の取引所との間で行われるレシオ・スプレッドは、規定の比率で取引される必要があります。SPのスプレッドは、「SP 対 OEX」と「SP 対 XII」を除いて、(2:5)の比重となるように先物が含まれていなければなりません。同様に、ESのスプレッドでは、「ES 対 OEX」と「ES 対 XII」を除いて、(2:1)の比重となるように先物が含まれていなければなりません。

 

スプレッド計算の例

このページの全ての証拠金および信用率は、例証のみを目的として記載されています。

** スキャンに基づくスプレッド:
スキャンに基づくスプレッドとは、商品間のスプレッドとして計算される前に、全体が一つの商品としてスキャンされるスプレッドのことです。この制度は、同じような価格変動のパターンを持つ商品間に適用されます。その一例として、金利商品があります。

計算の例:
【スキャンに基づくスプレッド】 30年物、10年物、5年物、3年物、2年物を「2:3:5:6:6」の比率で取引した場合、80%の信用率を得られるケース。

上記の金利商品を正しい比率で取引した場合、どのような組み合わせであっても、「レッグの最大損失+レッグの最小利益」に対して80%の信用率(証拠金の削減)が得られることを意味します。

計算の手順:

  1. 各レッグ(二つの商品)の証拠金額に、それぞれ上記の該当する比率を掛ける。
  2. 二つの数値のうち、小さい方の数値に信用率(この例では80%)を掛ける。
  3. 大きい方の数値から、2で計算した数値を引く。

具体例:
30年物 +2(2枚ロング)と10年物 -3(3枚ショート)
30年物の証拠金額:$3200
10年物の証拠金額:$1800

  1. 30年物: 3200 × 2 = 6400、10年物: 1800 × 3 = 5400
  2. 5400 × 0.8 = 4320
  3. 6400 - 4320 = 2080

Spanシナリオ番号

30年物スキャン

10年物スキャン

Spanシナリオ全体

1 - - -
2 - - -
3

-2133.312

1799.982 693.33
4 -2133.312 1799.982 693.33
5 2133.12 -1799.82 93.32
6 2133.12 -1799.82 93.32
7 -4266.88 3600.18 1386.74
8 -4266.88 3600.18 1386.74
9 4266.624 -3600.18 186.88
10 4266.624 -3600.18 186.88
11 -6400 5400 2080.00
12 -6400 5400 2080.00
13 6400 -5400 280.00
14 6400 -5400 280.00
15 -19200 16200 2059.20
16 19200 -16200 277.20

 

++ インター・スプレッドの計算:
インター・スプレッド(商品間スプレッド)では、スプレッドを構成する各レッグのアウトライトの証拠金の合計から、信用率に応じて証拠金が削減されます。

具体例:
トウモロコシ 対 大豆(1:2)= 65%の相互レートが適用
アウトライトの証拠金:トウモロコシ $1500、大豆 $3500
合計:$1500 + (2×$3500) = $8500 (スプレッド信用率を適用する前の証拠金)

インター・スプレッドの信用率を適用すると、$5525(8500 × 0.65)が削減され、$3975(8500 × 0.35)が必要証拠金となります。

^^イントラ・スプレッドの計算(レートが$0の場合):
イントラ・スプレッド(同商品のスプレッド)において、レートが$0に設定されているケースでは、スプレッドの証拠金は影響を受けません。SPANは、ポートフォリオ内のスプレッドの証拠金を次のように計算します。

「(レッグ1のアウトライトの証拠金 - レッグ2のアウトライトの証拠金)+ イントラ・スプレッドのレート」

ここで言うレートとは、イントラ・スプレッドのページに記載されているレートのことを指します。例外として、計算の結果が負の値になるケースでは、このレートはゼロと表示されます。そのようなケースでは、「レッグ1のアウトライトの証拠金 - レッグ2のアウトライトの証拠金」がスプレッドの証拠金になります。

具体例:
商品X 2月限:証拠金は$500
商品X 3月限:証拠金は$500
商品X 4月限:証拠金は$750
イントラ・スプレッドの証拠金:2月限 対 3月限: $200
イントラ・スプレッドの証拠金:2月限 対 4月限: $50
イントラ・スプレッドの証拠金:3月限 対 4月限: $0

ポートフォリオ:
「2月限を1枚ロング、3月限を1枚ショート」の証拠金は$200:($500-$500)+$200
「2月限を1枚ロング、4月限を1枚ショート」の証拠金は$300:($750-$500)+$50
「3月限を1枚ロング、4月限を1枚ショート」の証拠金は$250:($750-$500)+$0

このページの全ての証拠金および信用率は、例証のみを目的として記載されています。